1.思い出してごらん

思いだしてごらん、きみがけがした時のことを。
みんなが楽しそうに、ボールあそびをしていても、きみはひとりはなれて、さみしくしていた。

あしにけがした時のこと、思いだしてごらん。動かすといたくて、ゆっくり歩いた、そんなきみを、おんぶしてくれたのはだれ?
「元気だせよ」って、はげましてくれたのはだれ?

思いだしてごらん、きみがびょうきした時のことを。
みんながワイワイ、外であそんでいるのに、きみひとり、うちでねていた。

おなかをこわした時のこと、思いだしてごらん。くすりをのんで、じっとねていた。そんなきみを、おみまいに来てくれたのはだれ?
「早くよくなってね」って、はげましてくれたのはだれ?

ぼくたちのまわりには、からだの不自由なひとたちがいる、知っているかい?

うまく歩けない人、手がよく動かない人、目の不自由な人、耳のきこえない人、からだがよわくて、ねてばかりいる人、知っているだろう。

そんな人をみかけたら、きみがけがした時のこと、びょうきした時のこと、思いだしてごらん、あの時のきもち、思いだしてごらん。

そうすればわかるだろう。きみもそのひとも、あんまりちがわないってこと。おんなじ人間だってこと。みんな助け合って生きてゆくんだってことが、わかるだろう。


(愛の実行運動 作)

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