3.「見えない」ってどういうこと…?

1.視覚障害者にはまったく見えない「全盲」の人や、見えにくい「弱視」の人がいます。

 弱視の人には、ぼやけて見えたり、見える部分(視野といいます)が狭かったり、暗いところでは見えにくかったり、色々な見え方の人がいます。
 目が不自由になった原因には、病気やけが、高齢になったためなど色々です。目が不自由になった時期も、生まれたとき、子供の頃、大人になってからなど、色々です。人それぞれ顔や性格が違うように、視覚障害者も色々な人がいます。

2.視覚障害者は音を聞いたり、手でさわるなど色々な工夫をして生活しています。

 たとえば、声で教えてくれる時計を使って、時間を知ります。穴があるかないか、横にギザギザがあるかないかで、硬貨のお金も数えます。白い杖で、足元や周りの安全を確認しながら、車の音を聞いたり、足で地面の様子(アスファルトの道かじゃり道か、平らな道か坂道など)を感じたりして歩きます。  
  でも、不自由なところがあります。

  • スーパーや自動販売機で買い物をするとき、どんな商品が並んでいるのか分からない。
     →見える人が、どんな商品が並んでいるのか言葉で説明します。
  • 周りの様子が分かりにくいので、初めての場所に出かけるのが困難。
     →周りの人に道を聞いたり、見える人のガイドヘルプをうけて出かけます。
  • 相手の顔や姿が見えないので、その人が黙っているとどんな人がいるのか分からない。
     →「お手伝いしましょうか?」や「こんにちは、○○小学校の△△です」などと、声に出していいましょう。

 不自由なことはありますが、周りの人がお手伝いをしたり、ちょっとした配慮をすることで不自由でなくなることがたくさんあります。
 直接お手伝いをしなくても、点字ブロックの上に自転車や荷物を置かない、点字の案内板を汚さないなど、できることは色々あります。

3.「点字図書」「録音図書」「対面朗読」「拡大図書」について

 視覚障害者が本を読むとき、色々な方法があります。点字で書かれた「点字図書」、読み上げた声を録音した「録音図書」、向かい合ってすわり視覚障害者の希望の図書や資料を読む「対面朗読」、大きな文字で書かれた「拡大図書」があります。
 インクでプリントされた本を点字図書になおすことを「点訳」、録音図書になおすことを「音訳」といいます。

4.視覚障害者とパソコン

 視覚障害者はパソコンを、画面音声化ソフトや、画面拡大ソフトを使って操作します。
 普通のパソコンで、メールの送受信やホームページの閲覧もします。

もどる